カプレーゼ エビフライ 甘納豆入り赤飯 鯛塩焼き ローストビーフをワサビ醤油で 筑前煮 アメリカンチェリー シフォンケーキ 発泡酒
シフォンケーキはチョコレート味、ラフに生クリームを 塗ってみた。 北海道の赤飯は甘納豆入りと相場が決まってる。 が、あたしは甘納豆が大嫌い。 誰がご飯に甘納豆を入れるなんて考えたんだ? ご飯の中にお菓子が入っているようなものじゃないか。 信じられん。 といいつつ、ムンムンと湯気が立つセイロと格闘。 この頃ようやく納得の赤飯が蒸かせるようになった。 根ワサビで食べるローストビーフも美味しいもんだね。
-------------------------------------------------
昨日、母が75歳になった。
息子の漢字検定の会場の裏に寂れた公園があった。 子どもが遊ばない公園だろうか、遊具一つない。 小さな滝のような噴水を囲むように巨木が覆い茂る。 藤の花がたわわに咲いて日陰をこしらえていた。 平日のランチタイムにはお弁当を持った勤め人が 訪れるのだろうか。
そんな中、4メートル近いと思われるツツジがあった。 満開の花が咲き乱れ実に見事だ。 あまりの大きさに一見ツツジに見えないほどだ。 夫としばし見とれた。
我が家の庭にも、あたしの身長ほどのツツジがある。 母がこの土地に来た時に植えたものだというから30年くらいだろう。 だとすると、見上げるほど育ったツツジの樹齢は母の年齢ほどだろうか。
母は柔和で穏やか、いつもニコニコしていて気持ちの良い女性だ。 色白で小柄なせいか歳よりもずい分と若く見える。 早くに夫を亡くし苦労を重ねてきたが、そんなことを微塵も 感じさせない。
初めて母に会った時のことを今でもハッキリと覚えている。
”女房と別れてこの人と一緒になるから” そんな息子の言葉に眉ひとつ動かさず、あたしに向き直ると よろしくお願いしますと頭を下げてニコリと笑った。
あぁ、この人は一生大事にしなくてはいけないな…と思った。
母の懐の深さに今も救われることは多い。 いつまでも長生きしてほしいものだ。
|